文献

 

 

Ⅳ 近代以前のヨーロッパ・ロシアの人々

 

■■1 ヤジロウとザビエル一行の日本語学習

 

【文献】

海老沢有道(1940)「ヤジロウ考」『史学』19(3), 409-440, 慶應義塾大学

岸野久(1989)『西洋人の日本発見 ザビエル来日前日本情報の研究』吉川弘文館

岸野久(2001)『サビエルの同伴者アンジロー―戦国時代の国際人』吉川弘文館

梅北道夫(1993)『ザビエルを連れてきた男』 新潮社

 

 

■■2 「キリシタン版」

 

【文献】

・土井 忠生(1933)「長崎版日本文典と天草版拉丁文典」『史学』12(2),慶應義塾大学

・山東功(2010)「キリシタンの見た日本語 (特集 言語接触の世界) -- (日本語史における言語接触)」『日本語学』 29(14),明治書院

・大塚 光信(2006)「キリシタンの日本語研究 (特集:安土桃山ルネッサンス)」『國文學』 51(11),學燈社

・杉本つとむ(2008)『西洋人の日本語発見 外国人の日本語研究史 (講談社学術文庫)』講談社

 

 

■■3 宣教師による日本学習書

 

【文献】

・ロドリゲス(著)土井忠生(訳)(1955)『日本大文典』岩波書店

・ジョアン・ロドリゲス(著)池上岑夫 (訳)(1993)『日本語小文典(上)』岩波書店

・熊沢精次(1982)「日本語学習書としての「ロドリゲス日本大文典」の価値」『日本語と日本語教育 』(11), 慶応義塾大学国際センター

・馬場良二(1992)「ロドリゲス「日本文典」における「エレガント」について1」『熊本女子大学学術紀要』 (44),熊本女子大学

・鰍沢千鶴(1994)「ロドリゲス「日本小文典」の独自性について」『上智大学国文学論集』27,上智大学

 

 

■■4 「適応主義」と日本語学習法

 

【文献】

・ジョアン・ロドリゲス(著)池上岑夫 (訳)(1993)『日本語小文典(上)』岩波書店

・ジョアン・パウロ・オリヴェイラ・イ・コスタ(著)日埜博司・木下眞穂(訳)(1999)「聖フランシスコ・デザビエルと日本-『来日450周年台ザビエル展図録』所載論文より(その3)」『流通経済大学流通情報学部紀要』4(1),流通経済大学

・狭間芳樹(2005)「日本及び中国におけるイエズス会の布教方策―ヴァリニャーノの「適応主義」をめぐって-」『アジア・キリスト教・多元性 現代キリスト教思想研究会』3

・森田武(1963)「キリシタンの日本語学習 : マノエル・バレトの注解を中心に」『国語教育研究』8,広島大学教育学部光葉会

・ヴァリニャーノ(著)松田 毅一(訳)(1973)『日本巡察記』(東洋文庫 229)平凡社

 

■■5 日本人信徒のラテン語学習

 

【文献】

・アドリアーナ・ボスカロ(1997)「イタリアを訪れた最初の日本人」岩倉翔子(編)『岩倉使節団とイタリア』 京都大学学術出版会 

・若桑みどり(2008)『クアトロ・ラガッツィ 天正少年使節と世界帝国』集英社

・桑原直己(2009)「キリシタン時代における日本のイエズス会学校教育」『哲学・思想論集』34:144-129

 

 

■■6 中国布教と「適応主義」

 

【文献】

・岡本さえ(2008)『イエズス会と中国知識人』山川出版社

・何群雄(2000)「初期入華キリスト教宣教師にかかわる中国語教育と研究の事情について」『一橋論叢』124(2)

・狭間芳樹(2005)日本及び中国におけるイエズス会の布教方策 : ヴァリニャーノの「適応主義」をめぐって」『アジア・キリスト教・多元性』 3, 55-70,現代キリスト教思想研究会

 

 

■■7 開国前の日本語学習:シドッチ

 

【文献】

・新井白石(1936)『西洋紀聞』岩波書店

・今村英明(2004)「シドッチに関するオランダ側史料管見--江戸召喚後の潜入宣教師シドッチ」『日蘭学会会誌』 29(1),日蘭学会

・片桐一男(1995)「阿蘭陀通詞今村源右衛門のシドッチ尋問二十四箇条」 (宇都木章教授・三山進教授退任記念号)『青山史学』14,青山学院大学

・カパッソ・カロリーナ(2002)「宣教師シドッティの研究」『論集』49(2),神戸女学院大学

・カンパナ マウリツィオ(2008)「西洋紀聞 : シドッティとの奇会によって飛躍した新井白石の洋学とその性格」『史泉』 107, 関西大学

・タシナリ(1940)「宣教師シドッティの日本への旅行」『史学』19(3),慶應義塾大学

・古居智子(2010)『密行最後の伴天連シドッティ』新人物往来社 

 

 

■■8 オランダ通詞と唐通事

 

【文献】

・杉本つとむ(1990)『長崎通詞ものがたり:ことばと文化の翻訳者』創拓社

・木村直樹(2012)『通訳たちの幕末維新』吉川弘文館 

・松方冬子(2010)『オランダ風説書―「鎖国」日本に語られた「世界」』中央公論新社

・横山宏章(2011)『長崎 唐人屋敷の謎』集英社

 

 

■■9 18世紀のロシアの日本語教師

 

【文献】

・大島幹夫(1996)『魯西亜から来た日本人-漂流民善六物語』 広斎堂出版 

・平川新(1998)「歴史にみるロシアと日本の出会い- 日本の漂流民とロシアの対応」

『東北アジア研究』2 東北大学東北アジア研究センター

・岡部匠一(1984)「ロシアが日本を知ったとき:漂着した日本語教師」『金沢大学教育開放センター紀要』4

・上村忠昌(1996)「ゴンザ方言の研究入門」『ゴンザファンクラブ会報:ゴンザ』第11号

・太田丈太郎(2006)「ロシア語と日本人」『スラヴィアーナ』21号 東京外国語大学

 

■■10 帰還した漂流民がもたらしたもの

 

【文献】

・桂川甫周(著)亀井高孝(編纂)(1990)『北槎聞略―大黒屋光太夫ロシア漂流記』岩波書店

・中村新太郎(1978)『日本人とロシア人』大月書店

・平川新(1998)「歴史にみるロシアと日本の出会い- 日本の漂流民とロシアの対応」『東北アジア研究』2 東北大学東北アジア研究センター

・井上靖(1992)『おろしや国酔夢譚 新装版』文藝春秋

・ゴロヴニン(著)井上満(訳)(1943)『日本幽囚記』岩波書店

・レザーノフ(著)大島幹雄(訳)(2000)『日本滞在日記―1804‐1805 』岩波書店

・大槻玄沢『環海異聞』早稲田大学図書館古典籍総合データベース

http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/search.php?cndbn=%8A%C2%8AC%88%D9%95%B7

 

 

■■11 長崎の三大学者

 

【文献】

・杉本つとむ(2008)『西洋人の日本語発見 外国人の日本語研究史 (講談社学術文庫)』

・カイザー・シュテファン(2008)「日本語学史におけるシーボルトの位置付け」『日本語の研究』4(1), 31-47,日本語学会

・ミヒャエル・ウオルフガング(1996)「エンゲルベルト・ケンペルからみた日本語」『洋学史研究』(13), 19-54, 洋学史研究会

・江戸時代の日蘭交流:1. 来日外国人の日本研究(3)

http://www.ndl.go.jp/nichiran/s2/s2_1_3.html

・日本シーボルト協会公式サイト http://siebold.co.jp/kyoukai/aboutsiebold

 

■■12 ホフマンとシーボルト

 

【文献】

・金子弘(2016)「ホフマン (人物でたどる日本語学史)」『日本語学』35(4), 72-75, 

明治書院

・杉本つとむ(1989)「J. J. ホフマンとその日本語学の背景 -19世紀ヨーロッパの日本語学素描-」『国文学研究』 97, 112-99,早稲田大学国文学会

・宮永孝(1984)「ヨハン・ヨゼフ・ホフマン--ライデンの日本語学者」『法政大学教養部紀要』(50), p117-153, 法政大学教養部

・カイザー・シュテファン(2008)「日本語学史におけるシーボルトの位置付け」『日本語の研究』4(1), 31-47,日本語学会

・W.J.ボート(2009)「ライデンにおける東アジア研究の由来と発展、1830-1945」『東アジア文化交渉研究』別冊4号 関西大学

・日本シーボルト協会公式サイト http://siebold.co.jp/kyoukai/aboutsiebold

 

 

■■13 19世紀のマクドナルド

 

【文献】

・マクドナルド(1981)『日本回想記 : インディアンの見た幕末の日本 』 村上直次郎(編) 富田虎男(訳)刀水書房

・今西佑子(2013)『ラナルド・マクドナルド 鎖国下の日本に密入国し、日本で最初の英語教師となったアメリカ人の物語』文芸社

・河元 由美子(1977)「ラナルド・マクドナルドの「日英語彙集」--発音と表記の関係から方言語彙をさぐる」『英学史研究』(30),日本英学史学会 

・長谷川誠一(1981)「ラナルド・マクドナルドの第十一番目の生徒研究」『英学史研究』(14),日本英学史学会

 

 

©2014 Yoshimi OGAWA