文献
Ⅲ 近代のアジア
下記の書籍は、当地域全般の日本語教育を扱っています。
・木村宗男(編)(1991)『講座日本語と日本語教育15 日本語教育の歴史』明治書院
・関正昭(1997)『日本語教育史研究序説』スリーエーネットワーク
・多仁安代(2000)『大東亜共栄圏と日本語』勁草書房
・多仁安代(2006)『日本語教育と近代日本』岩田書店
■■1 台湾:教授法
・泉文明(2009)『『日本語教授書』―植民地台湾における最初の日本語教授用図書」『言語と交流』(12)言語と交流研究会
・王 秋陽(2011)「日本統治時代の台湾における日本語教育--グアン氏言語教授法に関連して」『東アジア研究』(9)山口大学大学院東アジア研究科
・木村宗男(1986)「山口喜一郎―人物日本語教育史 (日本語教育史<特集>)『日本語教育』60
・黄幸素(2004)「台湾の日本語教育における山口喜一郎の教授法をめぐって」『言語文化研究』(3) 聖徳大学大学院言語文化学会
・近藤純子(1998)「伊沢修二と「対訳法」--植民地期台湾における初期日本語教育の場合」『日本語教育』9
■■2 台湾:制度と展開
・荘隆福(1997)「日本植民地における言語文化政策と台湾への影響」『太平洋学会』19(3・4)
・林嘉純(2012)「台湾植民地期初期の日本語教育―伊沢修二の教育政策をめぐって (1930年代日本植民地の諸相)」『植民地教育史研究年報』(15)皓星社
・陳培豊(2010)『「同化」の同床異夢―日本統治下台湾の国語教育史再考』三元社
■■3 朝鮮
・泉文明(2006)「戦時下の日本語教育:韓国の場合(1)」『龍谷大学国際センター研究年報』(15)
・泉文明(2008)「植民地支配下および解放後の日本語教育―日本語教科書と韓国人からの聞き取りを手がかりに」『龍谷紀要』29(2)
・稲葉継雄(1986)「韓国における日本語教育史」『日本語教育』60、日本語教育学会.
・河先俊子(2013)『韓国における日本語教育必要論の史的展開』ひつじ書房
・福田須美子(1986)「芦田恵之助の朝鮮国語教科書」『国学院大学教育学研究室紀要』2
■■4 南洋群島
・ダニエル ロング・今村 圭介(2015)「日本語が公用語として定められている世界唯一の憲法 :パラオ共和国アンガウル州憲法」『人文学報』3
・宮脇弘幸(2006)「南洋群島『国語読本』は何を語るか」『植民地教育史研究年報』9
・森岡純子(2006)「パラオにおける戦前日本語教育とその影響─戦前日本語教育を受けたパラオ人の聞きとり調査から─」『山口幸二教授退職記念論集―ことばとそのひろがり(4)』 立命館大学法学会
■■5 「満州国」
・李美香(2011)「大出正篤の満洲における日本語教育 : 実践活動および『日語研究寶鑑』について」『目白大学高等教育研究』(17), 51-58, 目白大学教育研究所
・田中寛(2015)『戦時期における日本語・日本語教育論の諸相 日本言語文化政策論序説』
・呂欧(2018)「「旧満州」日本語教育と植民地言語政策に関する一考察」『北陸大学紀要』44
■■6 中国占領地
・川上尚恵(2004)「占領下の中国華北地方における日本語教育-日本人日本語教師と中国人日本語教師の連携をめぐって-」
・田中寛(2015)『戦時期における日本語・日本語教育論の諸相 日本言語文化政策論序説』
・前田均(2005)「大出正篤の「対訳法」に基づく日本語教科書」『天理大学学報』 56(2), 23-34,天理大学学術研究委員会
■■7 南方占領地と日本語
・保科孝一(1942)『大東亜共栄圏と国語政策』統正社
・田中寛(2015)『戦時期における日本語・日本語教育論の諸相 日本言語文化政策論序説』
・多仁安代(2006)『日本語教育と近代日本』岩田書店
■■8 マレー・シンガポール
・神保光太郎(1943)『昭南日本学園』愛之事業社
・宮脇弘幸(1989)「南方占領地における日本語教育と教科書--マレ-・シンガポ-ルの場合(1942〜1945) (「大東亜教育」と教科書)」『成城文芸』(126), 成城大学,p212-171,
■■9 インドネシア
・宮脇弘幸・百瀬侑子(1990)「南方占領地における日本語普及と日本語教育―日本軍占領下フィリピン・インドネシアの場合(1942~45)―」『成城文芸 』(130), 成城大学,p94-50,
・多仁安代(2006)『日本語教育と近代日本』岩田書店
■■10 ビルマ
・多仁安代(2006)『日本語教育と近代日本』岩田書店
・川名巻(2008)「日本の南方占領地「ビルマ」における日本語教育」『比較文化研究』(83), 65-74, 日本比較文化学会
■■11 フィリピン
・元比島日本語教育要員の会(1986)『さむぱぎいた』
・多仁 安代(1999)「日本軍占領下のフィリピンにおける日本語教育--『さむぱぎいた』を通して」『太平洋学会』22(3・4), 9-18,
・木下昭(2015)「占領地日本語教育はなぜ「正当化」されたのか: 派遣教員が記憶するフィリピン統治」『東南アジア研究』52(2), 208-234,
©2014 Yoshimi OGAWA