文献

 

 

Ⅱ 近代日本と留学生

 

■■1. 梁啓超と和文漢読法

 

・南勇(2007)「近代中国の言語意識と「日本語」:中国留学生が編纂した初期日本語教科書をめぐって (言語研究, <特集>中国における地域文化研究及び言語研究) 『成城文藝』 198,成城大学

・古田島洋介(2008)「明星大学梁啓超『和文漢読法』(盧本)簡注 : 復文を説いた日本語速習書」『明星大学研究紀要日本文化学部・言語文化学科 』16,明星大学

・李海(2010)「梁啓超の『和文漢読法』をめぐる日中批評史に関する一考察」多元文化 (10),名古屋大学国際言語文化研究科国際多元文化専攻

・盧守助(2011)「日本亡命前における梁啓超の日本認識」『環日本海研究年報』(18),新潟大学大学院現代社会文化研究科環日本海研究室

 

 

■■2.宏文学院

 

・胡穎(2007)「明治末期における中国人留学生教育実態に関する考察--宏文学院の教育実績を踏まえながら」『比較文化史研究』(8),比較文化史学会 

・坂根慶子(1993)「宏文学院における日本語教育」『東海大学紀要』留学生教育センター 13, 東海大学 

・邵艶・船寄俊雄(2003)「清朝末期における留日師範生の教育実態に関する研究 : 宏文学院と東京高等師範学校を中心に」『神戸大学発達科学部研究紀要』10(2),神戸大学発達科学部

・酒井順一郎(2010)『清国人日本留学生の言語文化接触―相互誤解の日中教育文化交流』ひつじ書房

 

 

■■3.松本亀次郎

 

・平野日出男(1982)「日中教育のかけ橋 松本亀次郎伝」静岡教育出版社

・武田勝彦(1995)「松本亀次郎の生涯」大東町教育委員会

・吉岡英幸(2005)「松本亀次郎編纂の日本語教材 : 語法型教材を中心に」『早稲田大学日本語教育研究』6,早稲田大学

・高橋良江(2012)「中国人留日生の日本語教育を通して松本亀次郎が果たした役割について」『佛教大学大学院紀要.文学研究科篇』40,佛教大学 

・増田光司(2011)「宏文学院編纂『日本語教科書』について」『東京医科歯科大学教養部研究紀要』41,東京医科歯科大学

・高橋良江(2014)「日本人教習の日本語教科書の編纂をめぐって」『佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇』42,佛教大学 

・松本亀次郎(著)吉岡英幸(監修)『松本亀次郎選集』(2011)第1~7巻,冬至書房

 

 

■■4.清国留学生部

 

・島田正郎(1980)「私立明治大学経緯学堂始末記--清朝の対留日学生政策をめぐって (明治大学法学部創立百周年記念論文集)」『法律論叢』(別冊),明治大学法律研究所

・吉岡英幸(1994)「早稲田大学清国留学生部―そのカリキュラムと日本語教師―」『講座日本語教育』29,早稲田大学日本語研究教育センター 

・呂順長(2006)「高田早苗の中国教育観」『四天王寺国際仏教大学紀要』 42

・胡 穎(2010)「清国留学生教育機関における留学生の受け入れ--明治末期の東京府知事宛申請書類群に関する考察」『アジア教育史研究』(19),アジア教育史学会

・孫倩(2012)「清末留日学生の教育機関― 早稲田大学と法政大学を中心に ―」『社学研論集』20,早稲田大学大学院社会科学研究科

・孫倩(2013)「早稲田大学における清国人留学生」『ソシオサイエンス』19,早稲田大学大学院社会科学研究科

 

 

■■5.留学生向けの日本語教科書

 

・吉岡英幸(2000)「明治期の日本語会話教材」『早稲田大学日本語研究教育センター紀要』13, 早稲田大学 

・吉岡英幸(2000)「金井保三著『日語指南』の文法学習項目」『講座日本語教育』37,早稲田大学日本語研究教育センター

・吉岡英幸(2002)「振武学校の日本語教材『早稲田大学日本語教育研究』1, 早稲田大学 

・吉岡英幸(2002)「明治期の語法型教材」『早稲田大学日本語研究教育センター紀要』15,早稲田大学

・高橋良江(2014)「日本人教習の日本語教科書の編纂をめぐって」『佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇』42,佛教大学 

 

 

■■6.清国女子留学生と実践女学校

 

・上沼八郎(1983)「下田歌子と中国女子留学生 : 実践女学校「中国留学生部」を中心として」『実践女子大学文学部紀要』25,実践女子大学

・岩澤正子(1993)「女性の自立と日本語教育」:日本語教育史の中の下田歌子『實踐國文學』 43,実践女子大学 

・岩澤正子(1999)「清国女子留学生と女性解放--秋瑾と下田歌子 (第二言語としての日本語、第二言語としての英語をどう教えるか)」『ポリグロシア』 (2),立命館大学言語教育センター 

・岩澤正子(2001)「清国女子留学生教育と実践女学校--留学生教育を担当した坂寄美都子の講演会記録を参考に」『マテシス・ウニウェルサリス』 3(1),獨協大学外国語学部言語文化学科 

・董 秋艶(2013)「日清戦争後中国女子教育普及に向けた日本教育界の働きかけ : 呉汝綸の日本教育視察(1902)をめぐって」『飛梅論集 : 九州大学大学院教育学コース院生論文集』 (13),九州大学大学院人間環境学府教育システム専攻教育学コース

 

 

■■7.中国の東文学堂(日本語学校)

 

・佐藤三郎(1970)「中島裁之の北京東文学社について : 近代日中交渉史上の一齣として」『山形大學紀要. 人文科學』 7(2) 山形大学

・劉建雲(1999)「清末の日本語教育と広州同文館」『中国研究月報』 53(12),一般社団法人中国研究所

・劉建雲(2001)「清末の北京東文学社--教育機関としての再検討」『岡山大学大学院文化科学研究科紀要』11

・劉建雲(2005)『中国人の日本語学習史-清末の東文学堂』学術出版会

・劉建雲(2000)「清末中国における東本願寺の東文学堂 」『岡山大学大学院文化科学研究科紀要』10(1)

・吉田則夫・劉建雲(2010)「清末中国の日本語教育水準を代表する教科書--郭祖培・熊金寿著『日語独習書』」『岡山大学大学院教育学研究科集録』144号

 

 

■■8 中国へもたらされた和製漢語 

 

・王立達(著)于康・澤谷敏行(訳)(2002)「現代中国語における日本語からの借用語」『Ex エクス  言語文化論集』2, 関西学院大学

・陳力衛(2001)『和製漢語の形成とその展開』汲古書院

・陳力衛(2012)「和製漢語と中国語」『お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター研究年報』(8),お茶の水女子大学比較日本学教育研究センター

・尹貞姫(2008)「近現代の中国語と韓国・朝鮮語における和製漢語の需要」『語彙研究』 (6) 語彙研究会

・朱 京偉(1996)「中国語における日本語からの借用語の受容時期について」『名古屋商科大学論集』40(2),名古屋商科大学商学会

・沈国威(2008)『近代日中語彙交流史―新漢語の生成と受容』笠間書院

 

 

■■9 「清国留学生取締り規則」

 

・高明珠(2012)「日本留学生の歴史的貢献からみた清末留学生派遣政策の効果」『同志社政策科学研究』14(1),同志社大学

・柴田幹夫(2013)「『日華学堂日誌』1898~1900年」『新潟大学国際センター紀要』2013

・酒井順一郎(2010)『清国人日本留学生の言語文化接触―相互誤解の日中教育文化交流』ひつじ書房

・大里浩秋・孫安石(2015)『近現代中国人日本留学生の諸相:「管理」と「交流」を中心として』お茶の水書房

・多仁安代(2003)「清国留学生の役割を再評価する」『政治経済史学』 (448), 1-21, 2003日本政治経済史学研究所

 

 

■■10 中国人留学生政策 

 

・さねとうけいしゅう(1981)『中国人日本留学史』くろしお出版 

・李協京・田渕五十生(1997)「中国人の日本留学の百年 -歴史的軌跡と現在の留学事情について-」『奈良教育大学紀要』46-1 

・酒井順一郎(2010)『清国人日本留学生の言語文化接触―相互誤解の日中教育文化交流』ひつじ書房

・大里浩秋・孫安石(2015)『近現代中国人日本留学生の諸相:「管理」と「交流」を中心として』お茶の水書房

 

 

■■11 ファンボイチャウ

 

・ダオ・テュ ヴァン(2014)「ベトナム・トンキン(Bac ki)における東遊運動の状況と特徴」『人間社会環境研究』 (27), 159-171, 金沢大学大学院人間社会環境研究科

・白石昌也著(2012)『日本をめざしたベトナムの英雄と皇子 : ファン・ボイ・チャウとクオン・デ』彩流社

・加藤豊二(2004)「ベトナムにおける日本語教育史」『朝日大学留学生別科紀要』2(2), 23-30, 朝日大学留学生別科

 

 

■■12 南方特別留学生 

 

・江上 芳郎(1992)「南方特別留学生招へい事業に関する研究 (6) : 昭和19年6月来日した南方特別留学生の現地での選抜・準備教育, 来日及び国際学友会日本語学校における再度の準備教育」『鹿兒島経大論集』33(2), 125-152,

・多仁 安代(2001)「南方特別留学生の諸相」『太平洋学会学会誌』(90), 33-41, 2001太平洋学会

・上遠野寛子(2002)『東南アジアの弟たち:素顔の南方留学生』暁印書院

・藤原聡・篠原啓一・西出勇志(1996) 『アジア戦時留学生:「トージョー」が招いた若者たちの半世紀』共同通信社、

©2014 Yoshimi OGAWA